CD一言レビュー 11
AEROSMITH ROCKS
エアロスミス4枚目のアルバム。
- アーティスト:エアロスミス
- ヴォーカル:スティーブン・タイラー
- ギター:ジョー・ペリー
- ギター:ブラッド・ウィッドフォード
- ベース:トム・ハミルトン
- ドラム:ジョーイ・クレイマー
- アルバム:ロックス(1976年)
- BACK IN THE SADDLE
- LAST CHILD
- RATS IN THE CELLAR
- COMBINATION
- SICK AS A DOG
- NOBODY’S FAULT
- GET THE LEAD OUT
- LICK AND A PROMISE
- HOME TONIGHT
早速レビューしていきます。
BACK IN THE SADDLE ☆☆☆☆☆
鮮烈すぎるオープニング。ペリーの図太いエレキサウンドと金切り声をあげるタイラー!バックで馬の嘶きと足音、鞭打つ音、強烈にカッコイイ曲です。
LAST CHILD ☆☆☆
物悲しいスローなイントロからブラックミュージック調なノリへ。タイラーのボーカルが光ってます。
RATS IN THE CELLAR ☆☆☆☆
キレキレギターとボーカルの掛け合いと疾走感が気持ちいいです。
COMBINATION ☆☆☆
これも図太いギターサウンドを全面に押し出してます。後半のドラムの存在感が際立ってます。
SICK AS A DOG ☆☆☆☆
ベースのハミルトンがギターでペリーがベースを弾いてます。アップテンポでポップなメロディーなのに音作りが重厚でハードロックしてます。
NOBODY’S FAULT ☆☆☆☆
ハードロックの怖さ、不安感が入り交じり、ある種の緊張感が漂ってる曲です。
GET THE LEAD OUT ☆☆☆
実に単調なギターリフなのに引き込まれる不思議な曲です。
LICK AND A PROMISE ☆☆☆☆
トレイン・ケプト・ア・ローリンのようなノリの曲ですがもっとスケールが大きいです。
HOME TONIGHT ☆☆☆☆☆
泣きの一曲でこのアルバムを締めくくるにぴったりのバラードです。
総評
初めてエアロスミスに触れたのはこのアルバムでした。当時は洋楽のCDが安く買えたので失敗してもいいかなって気持ちで買ってみたのですがスタートした瞬間そんな気持ちは吹っ飛び固まってしまいました。エアロスミス第一次黄金期のアルバムでは一番好きです。そんな思い出補正された状態での評価になってしまいますがアルバムの完成度は今聴き直しても遜色なくハードロックの名盤ではないでしょうか。このアルバムはマサチューセッツの倉庫で録音されたそうで厚みのあるヘヴィな音が特徴的です。(単純に倉庫で録音したら厚みが増すってもんでもないでしょうが・・・)また、タイラーの歌声は多彩で表現力が素晴らしく、縦横無尽なペリーのギターとの相性も抜群です。リズム隊のハミルトンのベースのキレ、クレイマーのパワードラムは完璧です。そしてウィットフォードはリードもリズムも器用にこなすギタリストで縁の下の力持ち的な存在です。6番目のメンバーとしてプロデューサーにジャック・ダグラスの手腕は存知でしょう。このアルバムの評価は100点満点中99点とさせて頂きます。
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